まるとANAの旅事情

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【2018年10月1日〜】ANA国際線国内区間のマイル積算率が運賃連動制へ変更/プレミアムエコノミーは100%を継続

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ANA国際線航空券の国内線区間マイル積算率変更

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先日ANAより重要なお知らせが公表されました。

 

2018年10月1日搭乗分より、国際線航空券に含まれる国内線区間のマイルおよびプレミアムポイント積算率が現在の2分類から5分類へとブッキングクラスにより細分化され、一部のブッキングクラスでは獲得できるマイル及びプレミアムポイントが減少するというものです。

 

ANAの発表資料はこちらです。

www.ana.co.jp

 

SFC修行への影響は?

それでは私達のような修行僧にはどのような影響があるのでしょうか。

 

まずは発表された新しいブッキングクラスごとのマイル積算率を確認しましょう。下表は現在までのものと、2018年10月1日より適用される変更後のものです。

 

ANAマイル積算率の変更内容

■2018年9月30日ご搭乗分まで

国内線区間ブッキングクラス 積算率
F 150%
上記以外 100%

 

■2018年10月1日ご搭乗分以降

国内線区間ブッキングクラス 積算率
F,A 150%
Y,B,M 100%
U,H,Q 70%
V,W,S 50%
L,K 30%

国内線区間ブッキングクラスがF/A/Y/B/Mについては、現在と変わらず150%または100%の積算となっていますが、U/H/Q・V/W/S・L/Kの計8クラスでは積算率が100%からそれぞれ70%・50%・30%と減少します。

 

ANAの発表ページにはeチケットの控えの例が載っており、実際にブッキングクラスがHクラスとして記載されています。

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しかしこの国内線区間ブッキングクラスのアルファベット、ほぼ国際線のブッキングクラスと同じですよね。

 

(参考)国際線ブッキングクラス一覧

座席クラス 予約クラス 積算率 搭乗ポイント
ファーストクラス F/A 150% 400P
ビジネスクラス J 150%
C/D/Z 125%
P 70%
プレミアムエコノミー G/E 100%
エコノミークラス Y/B/M 100%
U/H/Q 70% 0P
V/W/S/T 50%
L/K 30%

国際線のブッキングクラスと連動するのではないか?とする見方が強いものの、実際はどうなの?ということで2017年8月15日にダイヤモンドデスクに確認してみました。

 

私達修行僧が主に利用するプレミアムエコノミークラス(PY)の国際線国内区間では Y が割り当てられるとのことでした。つまり、プレミアムエコノミークラスに付随する国内線区間であればマイル積算率に変更はないということです。

 

またエコノミークラス(Y)の国際線国内区間では基本的に国際線のブッキングクラスと同じものが割り当てられるが、実際には複雑なルールがあり実際に検索処理をしてみないと確実なことは申し上げられない...とのことでした。

 

つまり今後2018年10月1日以降のフライトであっても、影響を受けるのは予約クラスU以下のエコノミークラスのチケットに限定される可能性が高く、現在流行しているプレミアムエコノミークラスを使ったOKA-SINタッチやOKA-SYDタッチには影響は無いようです。

 

以下、その前提でエコノミークラスなど影響のあるチケットについて触れていきます。

 

変更に伴う影響範囲

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当然ですが、今回の変更が影響を受けるチケットは2018年10月1日以降に搭乗する国際線に含まれる国内線区間のフライトのみとなります。国際線の国際線区間や国内線の国内線区間は変更ありません。

  

影響を受ける可能性があるものは、2017年10月1日以降に発券/変更する予約クラスU以下で2018年10月1日以降の搭乗日に国際線国内区間を含むもののみです。

 

こう書くとちょっとわかりにくいですが、そんなに難しい話ではありません!笑

 

影響を受ける当サイト掲載のルートについて

当サイトではいくつものSFC修行ルートを紹介していますが、下記まとめ記事内で紹介しているエコノミークラスを利用したOKA-SINタッチには影響が出ると考えられます。

www.kanamalu.com

 

ただし、現在はプレミアムエコノミークラスを利用したプランの方がお得度が高く、エコノミークラスを選択する方は少ないと予想されます。もしエコノミークラスで修行を検討されていたかたは、影響のないプレミアムエコノミークラスを利用する方針へ切り替えたほうが良いでしょう。

 

影響を受けないプレミアムエコノミークラス修行はこちら↓

www.kanamalu.com

www.kanamalu.com

 

2017年SFC修行僧への影響

2017年にSFC修行をやっている方には影響がありません。現在お持ちのチケットで予定通り修行フライトをこなせば、国際線国内区間でマイルとプレミアムポイントは上表の通り100%(ファーストクラス以外)貰えます。

 

影響があるとすれば、来年の10月1日以降はエコノミークラスの国際線に含まれる国内区間のお得度が下がるくらいです。少なくとも、今年は関係ありませんので安心して良いでしょう。

 

2018年SFC修行僧への影響

そろそろ準備を始めている方もいらっしゃるかと思います、来年2018年にSFC修行を行う予定の方は、場合により少し影響があるでしょう。

 

なぜかと言えば、次の3点が挙げられます。

  1. プレミアムエコノミークラスでは引き続き100%が適用される
  2. 新積算率の対象日は2018年10月1日以降のフライトのみ
  3. 国際線国内区間を利用しない修行方法もある

 

くどいようですが、新しい積算率は2018年10月1日以降のフライトのみ対象で、プレミアムエコノミークラスは影響を受けないのです。

 

2018年9月30日までの約9ヶ月間の間に国際線航空券に国内線区間を含むフライトを終えていれば、影響はありませんし、プレミアムエコノミークラスを利用していればそもそもマイル積算率に変更はありません。

 

予定通りにマイルとプレミアムポイントを貯めることが可能です。

 

ではお仕事などの都合で2018年10月1日以降にこれらのフライトを飛ぶことになりそうな場合やエコノミークラスを利用する予定の場合はどうすればよいでしょうか。

 

下記パターンが考えられます。

  1. マイル積算率は下がるが現在のフライト予定のままいく
  2. 国際線国内区間を含まない、よりお得な修行ルートを探す

 

個人的には、マイル積算率が下がっとしても国際線の純粋な往復よりは獲得プレミアムポイントが増えるのは事実ですし、国内線区間を付けること自体は否定しません。1プレミアムポイントを取得するのに必要なコストであるPP単価は下がりますが、国内線乗継のチケットは変更後も利用できますし、利用価値はあるでしょう。

 

しかし、PP単価を追い求めるという観点から言えば、必ずしも国際線国内区間を使った修行にこだわる必要はないでしょう。当サイトでも最近取り上げている海外発券という手法を利用し、国際線だけのフライトを組むことでPP単価を極端に悪くすること無く、修行を進めることが可能です。

 

例えば、下記記事ではクアラルンプール→日本→北米のような国際線4区間を飛ぶチケットがPP単価8円前後で利用できるものを紹介しています。

www.kanamalu.com

 

マイル積算率の改正は残念ではありますが、事実として受け入れ、どのように影響を回避するか、または計画を修正するかを考える他ありません。変化を前向きに捉えていきましょう。

 

今後の修行トレンド

今後の修行トレンドですが、今回のマイル積算率変更により少しずつ変化していくかもしれません。といってもプレミアムエコノミークラスによる修行が流行る昨今では、大きな影響はしばらく無いのではないかと思います。

 

以前から玄人の方たちが行っていた海外発券も、現在では比較的取り組みやすいものになってきましたので、2018年にSFC修行をする予定の方はこういった新しいトレンドを取り込んでいくことも、一つの選択肢となるのではないでしょうか。 

www.kanamalu.com

 

当サイトでは引き続き、日本発券および海外発券両方のお得な修行ルートをご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。