まるとANAの旅事情

ANA上級会員に憧れて大学生時代にプラチナ&SFCホルダーに。修行5年目の経験を活かしてみなさんの修行活動をアシストするお役立ち情報を発信していきます。

日本→シンガポールのANAプレミアムエコノミー特別運賃(Super Value Plus)を発券してビジネスクラスにアップグレード

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ANAプレミアムエコノミー特別運賃(Super Value Plus)

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2016年のゴールデンウィークは台湾の台北、高雄とシンガポールにビジネスクラス旅行をしていたのですが、今年のゴールデンウィークは特に海外にも出かけなかったため、ついついシンガポール行きのANAプレミアムエコノミーを発券してしまいました。

 

この記事ではそのときに悩んだ「どの便を選ぶか?」という部分をフォーカスしてお送りします。

 

▼去年の旅行記はこのあたり 

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日本発券の特別運賃は安い

今回発券した航空券(チケット)はこちら。

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日本発券のシンガポール単純往復旅行です。以前紹介したこちらの運賃を利用しており、たった11万円しか払っていませんがANAマイルやアップグレードポイントを消化することでビジネスクラス往復もできちゃいます(*´ω`*)

 

▼運賃を紹介した記事 

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どの便を選ぶべきか?

今回悩んだのはどの便を選ぶべきかということ。この運賃は便によって微妙に値段が異なります。ANAの東京〜シンガポールは羽田と成田それぞれ2本で1日合計4本(片道)が飛んでいます。

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この中でも羽田発着のNH841(日本発)とNH844(シンガポール発)の2本だけは運賃が他の3便とくらべて5,000円高く設定されています。理由はよくわかりませんが、羽田発着であることや、良い時間帯...ということでしょうか。

 

他の運賃では羽田発着は成田発着と比べて5,000円高いということがよくありましたので、特に不満はありませんがなぜこの便だけなのかは?です。

これは先日の往路羽田日中便(NH841)での食事風景ですが、日中便のほうがコストかかりませんか?こういう食事もフルサービスですから。

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というわけで、復路の深夜便が高いのはエクストリーム出社*1できるから...なんでしょうかね 笑

 

それはさておき。

いつも僕がどの便にするかを悩む理由は次の5つ!

  • 機内サービス(食事とお酒)
  • 座席アップグレード(エコノミークラス→ビジネスクラス)
  • シンガポールでの滞在時間
  • dining hを利用するか否か
  • どのホテルに泊まるか

 

まずは簡単に4つのフライトの違いをまとめてみました。

ANAシンガポール路線ビジネスクラスのシートと機内食比較

■往路
  羽田 NH843
00:20 - 06:30
羽田 NH841
11:05 - 17:25
成田 NH803
17:00 - 23:15
成田 NH801
18:05 - 00:15
機内サービス
(間食,朝食)

(昼食,間食)

(夕食,間食)
機材 B787-9 B787-8 B777-300ER
座席 スタッガード(789仕様) スタッガード(788仕様) スタッガード(773仕様)
■復路
  成田 NH804
00:35 - 08:45
成田 NH802
06:00 - 14:10
羽田 NH842
11:00 - 19:10
羽田 NH844
22:15 - 06:30
機内サービス
(間食,朝食)

(昼食,間食)

(間食,朝食)
機材 B787-8 B777-300ER B787-9
座席 スタッガード(788仕様) スタッガード(773仕様) スタッガード(789仕様)

※ ダイヤは定期的に変更されるので時間は大凡の目安です。
※ どの便もビジネスクラスはANA BUSINESS STAGGEREDですが世代や機材のサイズ等により仕様が異なります。特にB787-9型機とそれ以外では大きく異なります。好みは別れますが、事前に上記リンク先からどっちが良さそうか見ておきましょう。個人的にはB787-9型機のやつが好きです!

 

機内サービス(食事とお酒)

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僕にとってはこの比重が結構重いです。まあせっかくビジネスクラスで行くのですから、ただ寝るだけの深夜便より日中便で食事やお酒を楽しみたいですよね。先日こんな記事を書いたくらいには重要視してます。

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とくにお酒については、僕はあまり飲んだことないものに挑戦しないほうなので、機内なら選びやすい(費用かからないからw)のでいろいろなものを試してみています。

 

というわけで今回はフルサービスとなる日中便をベースに選んでいきます。

往路: NH843, NH841, NH803

復路: NH842

 

座席アップグレード(エコノミークラス→ビジネスクラス)

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また今回はどの便もビジネスクラスに空席が多かったので特に心配はしていませんでしたが、エコノミークラスやプレミアムエコノミークラスのアップグレード可能運賃からビジネスクラスにアップグレードすることが目的の方は、アップグレード空席状況を確認したり、ビジネスクラスの空席状況を必ず確認しましょう。

 

既に空席がない、空席が少ないといった場合にはアップグレードは困難になりかねません。僕はここのところシンガポールへはすべてビジネスクラスで移動していますが、うち4フライトは搭乗1~2時間前にラウンジ内でアップグレードされたギリギリ組でした。

 

ANAプラチナ、ANAダイヤモンドだったため直前空席3席や1席という状況でもアップグレードできたと思うのですが、それでもアップグレードできないことはありますし、特に修行中の方はこういったステータス持ちがいた場合当日アップグレードされることを期待するのは絶望的です。

 

そのため、アップグレードが修行なり旅行の目的として大きな部分を占める場合は、空席が多い便を選ぶことも重要です。シンガポール便の場合は、主に成田便のほうが空席が多いことが多いです。あとは時間帯はよくありませんが、B777-300ERという大型機材であるNH801、NH802などが狙い目です。

 

その他にも日程に融通が聞くのであれば日本時間で金土シンガポール着、日曜日や月曜早朝日本着の便を控えて、ずらすなども有効ですね。その場合、予約時点でアップグレード枠が「空席あり」のことも多いでしょう。

 

▼座席アップグレードについてはこちらの記事に詳細あり

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シンガポールでの滞在時間

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次にシンガポールでの滞在時間は、どの便に乗るかによって大きくかなり変わってきます。海外に行くのですから、可能なら長くゆっくりと過ごしたいですね。

〜往路編〜

成田発の2つは両方とも現地に深夜に到着しますから、1日目はほぼ寝るだけになります。もしNH803とNH801のどちらでもOKな状況の方、できるならNH803がおすすめです。理由としては、NH803はシンガポール入国が日付を超える前ですが、NH801の場合は確実に日付を超えます。

 

何が変わるかというと、スタンプに押される日付...もですが、タクシーの運賃です。シンガポールでは0時を超えるとタクシー料金が5割増になります。タクシー移動を予定している方は、NH803で日付を超える前にタクシーに乗ったほうが良いでしょう。

 

羽田発の2つは早朝に到着するか、夕方に到着するか、の2択です。 

早朝に到着するNH843の場合、1日をかなり有効に使うことができます。しかし個人的には早朝から行っても朝から何かをするやる気やることがないため、地味に辛いかなと。定宿インターコンチにアーリーチェックインするというのも手ですが、ロイヤルアンバサダーではありませんので正直期待薄。というかNGなときマジで苦痛です 笑

 

次に夕方に到着するNH841の場合、ホテル入りするのは18時過ぎ。カクテルタイムには間に合うのでインターコンチやコンラッドならタダ酒エンジョイできます。また夕飯は好きなところに出かけることもできます。個人的にはちょうどいい時間帯です。ただ今回のケースだと、運賃が5,000円アップになりますからそこが悩みどころ。

 

〜復路〜

復路では主な選択肢は、NH804, NH842, NH844の3つになるかと思います。

NH802は成田で欧米路線に乗り換えるならまだしも、日本に帰る日本人の方であればシンガポールを早朝6時に出て成田に14に着きますから、好んで乗る方は少ないでしょう。

 

日曜日にシンガポールを出発される場合、

  • 時間を有効活用したい
  • 翌朝の出社は普段どおりしたい

という方多いですよね。この場合はやはりNH844がおすすめです。シンガポールを22時過ぎに出発して羽田には朝6時代に到着します。シンガポールを1日中エンジョイしてから、翌朝の出社に間に合います。

個人的には身体がつらそうなのであまり好きではありませんが...笑

 

翌日の出社が遅い、もしくは休み、千葉に住んでる!という場合はNH844と同じ深夜便で成田行のNH804がおすすめです。僕はよくこれに乗って帰国することが多かったです。NH844ほど混雑しなくて朝には日本に帰れます。

 

そして復路唯一の日中便は午前11時シンガポール発のNH842。朝少しあわただしくホテルを出ることにはなりますが、フルサービスが楽しめて夕飯時には帰国できますから、一晩ゆっくり寝て翌朝の仕事を迎えることができます。

 

dining hを利用するか否か

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さて今年ANAダイヤモンドメンバーな私としては、深夜便利用者向けのdining hは利用したいと考えてしまいます。しかし普通に使うのであればNH843の1つしか選択肢がありません。

 

でも上述の通り、早朝着の深夜便はあまり好きではないためもしdining hを利用するなら、NH841を予約して前日出国...となります。この場合、ラウンジが開いていない深夜の間、制限エリアで野宿する or 24Hやっているラウンジの椅子で寝る or トランジットホテルに泊まる、などの選択肢があります。

 

僕は野宿したくないので必然的にトランジットホテル利用となるのですが、料金が6時間で11,000円、12時間で13,000円となり、ボッてるとは全く思いませんが、やはり必然性の低い出費としては高いかなと。なのでdining h利用するかどうかは直前まで悩むことにしました 笑

トランジットホテル|羽田空港国際線旅客ターミナルビル内|ロイヤルパークホテル ザ 羽田|公式サイト

以前泊まった際のお部屋の感じはこちら。

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どのホテルに泊まるか

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最後に現地でどのホテルに泊まるか、というのもポイントでした。僕の定宿はインターコンチネンタルホテルなのですが、先日泊まったコンラッドシンガポールも結構良かったです。これらのホテルに泊まるのにはそこそこ費用がかかりますから、滞在時間が長くないとちょっともったいないと感じてしまいます。

 

インターコンチネンタルは一番お安い部屋で2泊38,000円程度。ラウンジが使えるクラブルームは2泊58,000円程度。コンラッドもおおよそ同じくらいですが、こちらはヒルトンダイヤモンド特典でラウンジは付帯されるので、一番お安い部屋の2泊45,000円程度。

 

▼インターコンチネンタルホテル滞在記 

www.kanamalu.com

 

今回はホテル以外の要素で往路は深夜着、復路は午前発ということになりましたので、ホテル滞在時間は短いです。2泊の料金を払って実質滞在時間が30時間ちょっとというのはもったいない、と思い今回はこれら高級ホテルは外しました。

 

次に候補となったのはインターコンチネンタルと並んでよく利用する、といいますか1週間など少し長めに滞在する場合などに利用する、ホリデイ・イン・エクスプレス クラーク・キー。2泊で27,000円前後。

www.ihg.com

他にも昨年できた新しい方のホリデイ・イン・エクスプレスなども候補です。2泊で17,000円前後。

www.ihg.com

 

このあたりまで来るとだいぶお安いですね。まだホテルについては決めかねていますが、突如決めた旅行?修行?というか謎な旅程なので、あまり予算はありません。

気持ちよくかつお手頃なホテルにしたいと思います。

 

まとめ

久々に真面目に?考えて国際線のチケットを発券したので、結構頭を使いました。実際は記事に書いた以外にも様々なことを考えているわけですが、ここに書いたものだけでもそこそこ調べるのに時間がかかるし悩むのにも時間が必要です 笑

 

いままさにSFC修行やダイヤモンド修行をされている方は、「こいつどんなこと考えて発券してるんだ?」という部分を少し見てもらって、ご自身の発券の際に参考にしてもらえればと思います。

 

参考記事

www.kanamalu.com

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*1:出社当日の朝に修行の地から飛行機で直接職場へ乗りつける出社のこと。特に国際線の深夜便で出社する者はヤヴァイ