まるとANAの旅事情

ANA上級会員に憧れて大学生時代にプラチナ&SFCホルダーに。修行5年目の経験を活かしてみなさんの修行活動をアシストするお役立ち情報を発信していきます。

直前予約で感じるANA国内線特典航空券のメリットとマイル価値

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実は一昨日、今週末の羽田〜福岡間の往復チケットを特典航空券で発券しました。

以前から九州に行ってみたいと言いつつも実現しておらず、先日やっと福岡までのフライトを予約したと思ったら、こちらは12月の成田〜福岡便なので2ヶ月も先のこと。

 

僕はわりと思い立ったらすぐ行動しないと落ち着かないタイプなもので、この状態は生殺しというか苦痛でした。そこで、思い切って今週末に福岡まで行ってしまおう!これで気分が晴れる!と思いつくに至ります。

 

搭乗日直前でも買える運賃は割高な運賃ばかり

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しかしこの決断には、大きな壁が立ちふさがっていました。そう、高額な運賃です笑

想像に容易いかもしれませんが、搭乗日直前では、旅割など割引率の高い運賃は販売しているわけもなく、購入できるのは

  • 往復運賃
  • ビジネスきっぷ
  • 特割
  • 株主優待割引運賃
  • 身体障がい者割引運賃
  • 介護割引

の6種類です。

 

最後の2つを除外すると、実質的には4種類が購入できる運賃となります。

往復運賃 37,590円
ビジネスきっぷ 34,390円
特割 24,690円
株主優待割引運賃 20,840円

※10/6(木) 07:00 時点の10/9(日) 羽田→福岡 販売運賃です。

この中で最も安い運賃は株主優待割引運賃ですが、株主優待券を持っているか、それをチケットショップ、ヤフオクなどで手に入れる必要があります。チケットショップが近くにあり、安いのであれば株主優待割引運賃を選んでもいいでしょう。ヤフオクでも、一部の出品者さんは郵送ではなく株主優待券の番号とパスワードを通知してくれることもあるようですが、直前の場合は店舗等で購入したほうが安全です。

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また株主優待券を持っていない場合や、今から調達するのが難しい、面倒な場合は特割を選ぶことになるでしょう。

 

ここで注意すべき点は、特割は旅割と同様に搭乗する便によって価格設定が異なるということ。場合によっては株主優待券を購入しても株主優待割引運賃の方が安上がりなことがあります。購入する前に、実際に搭乗したい便の運賃を確認し、比較されることをおすすめします。

 

さて、ここでは株主優待割引運賃を選んだとしましょう。

運賃はどの便を選んでも固定で、片道20,840円、往復だと41,680円になります。ここに株主優待券の購入費用を1枚4,000円と仮定して2枚分8,000円を加算します。すると、航空券にかかる費用の合計は49,680円です。

運賃 株主優待割引運賃
価格 49,680円
積算マイル 1,870マイル
積算プレミアムポイント 2,500PP
PP単価 19.87円/PP

※ANAスーパーフライヤーズゴールド保有・ANAダイヤモンドメンバー(継続1年)の場合

旅割75などの運賃を知っている身としては、プレミアムポイントが貯まるとはいえ耐え難い金額です。

 

旅行にかかる費用は航空券代金だけではない!

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現状一番安い運賃で、往復5万円近い値段を出された僕は半ば諦めムードでした。ここ数日既に今年のダイヤモンド修行に必要な航空券、ホテル、さらには2017年の修行フライトに必要な航空券をも購入していて、流石にこのタイミングで購入するのには気が引ける金額。

 

しかも実際は航空券以外に東京と福岡の両方で交通費がかかり、2泊分の宿泊費もかかります。思いつきの旅行でトータルで8〜9万円くらい吹っ飛ぶわけです。過去これを何度繰り返し、何度反省したのだろうか?と思いながら、何か策がないかいろいろと調べ始めました。

 

ちょっと期待をしていた旅作も、直前期では航空運賃とホテル代が高騰。最安でも9万円近く。九州ふっこう割のクーポンを適用しても75,000円〜と、オトクとは言えませんでした。

 

4日前予約までなら救世主、ANA国内線特典航空券を使う

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諦めかけていた時、ふと特典航空券のことを思い出しました。

ANAの特典航空券は、国内線・国際線ともに出発日のおおよそ4日前まで予約が可能です。国内線の場合は、単純に4日前。国際線の場合は第一区間出発の96時間前です。

 

当然ながら今週末行くということは、水曜日に予約すると搭乗3日前となり土曜日のフライトは予約できません。なので日曜日発火曜日着のフライトを検索しました。

 

たしか往復15,000マイルくらいで行けたはず...と思い検索してみるとありました!多くの便で空席と必要マイル数15,000マイルの文字。

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どうにも特典航空券というと海外のイメージが強すぎて、国内線の特典航空券なんてまったく眼中にありませんでした。ですが、よく考えてみると国内線の特典航空券は海外のものより比較的ルールが緩く、特典航空券に解放される座席数も多いほか、ANAグループ以外の他社運航便も同じ条件で予約することができます。

 

また、北海道や沖縄などは観光シーズンに特選フライトというキャンペーンをやっており、有償航空券に空席がある限り特典航空券が予約できるというサービスもあります。

www.ana.co.jp

 

なお、有償航空券と特典航空券の違いについてはこちら。

  有償航空券  特典航空券
フライトマイル積算
プレミアムポイント積算
ライフタイムマイル積算
優先搭乗/優先保安検査
/優先手荷物預入
ラウンジ利用
特典航空券の優先予約 -
優先座席指定

 

特典航空券として使うANAマイルの価値

今回はここまで書いた通り、ANAマイルを使って無事に羽田〜福岡のフライトを予約することができました。海外特典航空券と違って空港使用料や諸税が必要ありませんので、航空券に関する現金支出は0円!

 

結果として、たった15,000マイルで49,680円相当の航空券が購入できました。もちろんフライトマイルはつきませんが、1マイル=3.3円換算です。エコノミーといいますか、普通席の特典航空券としては上々ではないでしょうか?

 

海外特典航空券のエコノミークラスでマイルを使用した場合、おおよそ1マイル=2円。今回は突然の予約にもかかわらずマイルを効率的に使うという、とてもいい結果になりました。

www.kanamalu.com

 

みなさんも、必要なタイミングで思い切ってマイルを使うことをオススメします♪