まるとANAの旅事情

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日本の新幹線を採用した「台灣高鐵(台湾高速鉄道)」の台北 - 高雄間に高鉄パス(高鐵周遊券)を使って乗車してみた!

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2007年に開業した台湾版新幹線とも言える「台灣高鐵(台湾高速鉄道)」

英語名が「Taiwan High Speed Rail」のため、略称はTHSR。

 

台北駅、高雄駅など大きな駅でMRTから乗り換える際は、このTHSRという文字をよく見かけると思います。僕はてっきり漢字の「台灣高鐵」の案内表示があると思っていたのですが、結局THSRの文字のほうがよく見かけました。。。

なので、新幹線への乗り換えはTHSRを参考に。

 

台湾高速鉄道とは

台湾高速鉄道と聞くと、日本が輸出した初めての新幹線!というイメージですよね。実際、今回乗ってみるまでそう思っていました。いや、間違ってはいないんですけど。。。

 

ちょちょっと調べてみると、この高速鉄道の全部が日本の新幹線ではないようです。政治がらみのゴタゴタした話があって、結局は

分岐器 => ドイツ製

列車無線 => フランス製

車輌など => 日本製

のような日欧混在システムとなっているみたいです。

 

つまり完全な日本の新幹線システムではなく、いろいろな政治的経緯があってごちゃまぜなんですね。

 

まあユーザーからすれば、見た目はJR東海が採用している700系そっくりですから日本の新幹線というイメージですね。主要部分は日本のものなので、その意味では間違っていないと思います。

 

外国人向けの便利なフリーパス「台湾高鉄パス」

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www.taipeinavi.com

そんな日本人には安心な台湾高速鉄道には、日本のJRが外国人観光客向けに出しているJAPAN RAIL PASS(ジャパン・レールパス)のような、一定期間内新幹線が乗り放題なフリーパスを発売しています。その名も台湾高鉄パス

 

よく使われるのは3日間用の 高鉄3日パス 。

僕も以前台北と高雄を往復するときに使ってみました。

 

台湾高鉄パスの購入場所

高鉄パスの購入はいくつか方法がありますが、日本人が誰でも安心する旅行会社JTBで買うのが無難です。僕は台北の中山にあるJTB台湾ラウンジで購入しました。

台北市中山北路二段56号1F(アンバサダーホテル向い)

営業時間: 09:00~17:30(年中無休)

www.jtb.co.jp

 

台湾高鉄パスの購入に必要なもの

・パスポート

・現金 NT$ 2,400 又は クレジットカード

 

基本的にパスポートとお金さえ持ってラウンジに行けば大丈夫です。

台湾高鉄パスを買いたいと伝えれば、流暢な日本語で対応してもらえます。また、実際の新幹線の予約などは各駅の窓口で行う必要がありますので、ラウンジに行くときは何時のどの電車に乗りたい!といったことは考えてなくても大丈夫です。

 

台湾高鉄パスを引き換える

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JTB台湾ラウンジで台湾高鉄パスの引換証というものを渡されると思います。

さっそく新幹線の予約をしに台湾高鉄の駅に行きましょう。

 

引換証と高鉄パスを引き換えられるのは、一般の窓口です。商務車(Business Class)と書かれた窓口や定期券と書かれた窓口ではありません。みんなが並んでいる列に並べばOKです。(台北駅の場合、[Advance Purchase]とかかれた窓口です)

 

順番が来たら

・パスポート

・台湾高鉄パス引換証

の2つを係員に手渡します

 

その後、いつから使用するかを聞かれるので今日なのか明日なのか、3日間の開始日を指定します。僕の時は当日すぐに乗る予定だったので、行き先と何時の便に乗りたいか聞かれて、勝手に指定席をとってくれました。

 

窓口には向かって左側にディスプレイが置いてあって、便の一覧が出たり、最後に間違いがないか確認画面が出るようになっています。便利ですね。

 

問題なく発券してもらえると、こんな感じの冊子状の高鉄パスが貰えます。

その人のパスポート情報、有効期限、そして予約情報がはいってます。

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ちなみに窓口のお姉さんがとってもかわいかったです。。。

 

実際に新幹線に乗りましょう

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写真は台北駅です。どの駅でも同じですが、月台と書かれたとところへ向かいます。

月台 = Platform = プラットフォーム です。

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台北駅の場合は、この電光掲示板の先にあるエスカレーターを降りたその先に改札があります。桃園駅や左営駅では改札がすぐのところにあります。

 

台湾高鉄パス利用時の改札通過方法

f:id:kanamalu:20160430220049j:plain台湾高鉄パスを使う場合、パスポートと一緒に提示する必要があるので自動改札を通れません。改札のそばにいる駅員さんにパスポートと高鉄パスを見せて入れてもらいましょう。改札脇の業務用扉を開けてくれるか、駅員が持っているカードで自動改札を開けてくれます。

 

プラットフォームに降りたら、乗る予定の新幹線かどうか確かめましょう。

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台湾高鉄の車両と座席

台湾高鉄の車両は基本的にJR東海の700系と同じなので、そんなにぱっと見は違いませんね。

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これは気のせいかもしれませんが、この台湾高鉄の車両。独特の匂いがするんですよね。。。

う〜ん、なんなんでしょう。不快というほどではないんですが、日本の新幹線ではそんなことないですからねえ。気になります。

 

ちなみに台北・高雄で気温差は結構あると思います。夏場は違いを感じにくいですが、特に春先の台北は東京とそんなにかわりませんが、高雄に行くと半袖必須です。

 

新幹線で行ける手軽さはいいですが、体温調節には気をつけましょう。